私はしがないサラリーマン。毎日決まった時間に出社し、夜の帰宅もなかなか遅い。
給料の手取りが多いわけでもなく、家計のやりくりは嫁に任せっきりだ。
人生の唯一の楽しみといえばフットサルをすること。子供の頃はプロサッカー選手を目指し、高校は県内の名門サッカー部へ進学した。
前置きが少し長くなってしまったが先日の話。
高校時代の友人たちとフットサルチームを組み、休みの日は集まって大会に出たり県外へ遠征したりするのだが、これがまた色々とお金がかかる。さらには大会後は反省会や過去の思い出話に花が咲くため、みんなでご飯を食べにいくのがお決まりだ。
こないだなんてチームのユニフォームをリニューアルするからということで、もう財布の中身はスッカラカン。高校は私立だったから、親の会社を継いだお金のある友人が大半なのだ。
それに加わり今度の一泊二日の県外遠征。はっきり言おう、もうお金がない!
恐る恐る嫁に相談。「今度遠征があるんだけど・・・」
ところが嫁は既に察してた模様。「あんたのソワソワした様子見てたらわかるわよ」
私「なんとかならへんかな」
嫁「いくらあったら足りるん?」
私「5万くらいあればいけると思うんやけど」
嫁「ほな7・8万あったら安心やな」
私「え・・・ええの・・・?」
嫁「息抜きしやな仕事も頑張られへんやろ。」
私「ありがとう(泣)」
嫁「そのかわり・・・」
嫁「優勝してこな許さんで!」
私「は、はい・・・!」
どうやらこういう日のために、嫁がへそくりでお金を貯めてくれていたらしい。
嫁ーーーーーーーーーーーーー!